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ピリピリ痛む帯状疱疹は早期治療が大切

*9/3時点(診療から3週間経過)の状態を追記しました。 

 

基本的には何度も発症することはない帯状疱疹ですが、
判断が遅れることにより回復までの時間が長引く病気なので整理します。

まず、簡単に言ってしまうと、以下に該当したら皮膚科に行きましょう。
3つ揃えば、ほぼ帯状疱疹です。

1つ目と2つ目だけでも可能性大なので行って良いと思います。

  • 体の片側だけに症状あり
  • 皮膚直下のピリピリした痛み
  • 痛みがある場所に複数の皮疹(虫さされに似ている)

それでは、もう少しだけ情報を追加していきます。

 

薬について

私が処方された薬は以下の3種類でした。

  • ファムビル錠 250mg x7日分
  • カロナール錠200 200mg
  • スタデルムクリーム 5%

驚いたのが金額で、全部で7000円程かかりました。
クレジットカードでの支払いが楽ですが、現金派の人は1万円は用意しておくと良いと思います。特にファムビルが高価なのですが、このファムビルが帯状疱疹に有効な薬で、説明は販売元の情報を参照ください。

 

帯状疱疹は年齢や性別などにより痛みの残存率が異なるが、自然経過の場合、患者の 約17~60%に発症から3ヵ月以上続く痛み、すなわち、帯状疱疹後神経痛(PHN)が残ることが報告されている。
ファムビルは海外の二重盲検比較試験でプラセボと比較して、 帯状疱疹関連痛が消失するまでの期間を有意に短縮することが確認されている。

 引用元:ファムビル投与患者における 帯状疱疹後神経痛の残存率(マルホ株式会社)

 

(1)本剤の投与は、発病初期に近いほど効果が期待できるので、早期に投与を開始すること。なお、目安として、帯状疱疹の治療においては皮疹出現後5日以内に投与を開始することが望ましい。
(2)本剤は、原則として帯状疱疹の治療においては7日間使用すること。
改善の兆しが見られないか、あるいは悪化する場合には、速やかに他の治療に切り替えること。


引用元:ファムビル投与患者における 帯状疱疹後神経痛の残存率(マルホ株式会社)

 

ということで、痛みがなくなるまで飲み続けるというわけではなく、できるだけ早期に投与することで、神経痛の残存を抑制して消失までの日数を短縮させる効果があるんですね。重要ですね。

 

消失日数について

ファムビルを飲み終えても痛みは続きます。

痛みの程度は人それぞれですが、50歳未満の場合は疼痛残存率が50%程度に
なるのが16日、10%を切るのが60日程度ということで時間がかかります。

 

私の場合は筋肉痛程度なのでノープロブレム。
軽微・軽度・中等度・高度の4段階だと軽微になるのかな。

もうしばらく我慢します。

 

(追記) ファムビルを飲み始めたときから約3週間経過。

やはり軽微な症状でも完全な消失には至らず、ほんの僅かの痒みが残る。

皮疹はなくなっているので、ほぼ消失と言っていいのかな。

 

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f:id:ntwk:20170823232440j:plain引用元:ファムビル投与患者における 帯状疱疹後神経痛の残存率(マルホ株式会社)

 

 最後に

冒頭に記載しましたが、重症度の段階やファムビル投与の時期によって、消失までの日数に違いが出るようなので、できるだけ早く症状を見極めて診断を受けてください。

早期発見・早期治療です。

 

以下の3点に該当する場合は皮膚科に行くのをオススメします。

(1)体の片側に症状が現れる

(2)異質な痛みがある(個人差はあると思います)

  •  指先や服の擦れでピリピリした感じ
  •  筋肉と皮膚の間の痛み

(3)皮疹が出る

  •  痛みの部分に現れる
  •  近い場所に複数現れる

 

ただ、稀にいろんな場所に皮疹が出たり、片側だけではない場合もあるようなので、似た症状であれば皮膚科で診断を受ける方が良いでしょう。

 

 

 

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